作成したCSVファイルをダブルクリックしてExcelで開くと、データの見た目が勝手に変わってしまう場合があります。
例:住所の番地で「2-1」と表示されていたものが、CSVでは「2月1日」と表示される
「0647972525」と表示された電話番号が、CSVを開くと「647972525」になっているetc..
※これはAD2に関連しないExcel上の問題です。
Excelの画面表示上の仕様によってデータの見え方がこのように変わってしまった場合、見た目が変わったデータをそのままアップロードしてしまうと、アップロードエラーが発生したり、アップロード済みのデータも書き換えられてしまうことがあります。このような場合、以下の操作で見た目を正しく変えることができます。
なお、以下の操作はExcelで行いますが、場合によっては「秀丸」「Em Editor」などのテキストエディタが必要となることもあります。
◎Excelでの作業
【1】
まずExcelを起動します。
この時、対象のCSVファイルはダブルクリックしないでください。
Excelの「データ」メニューから「外部データの取り込み」>「データの取り込み」
と開き、ファイルの種類を「テキストファイル」とします。
続いて対象のCSVファイルを選択し「開く」をクリックします。
※Excel2010以降のバージョンでは、データ>外部データの取り込みの「テキストファイル」より対象のCSVファイルを選択してください。
【2】
テキストファイルウィザードが開きます。
以下の手順で設定を行ってください。
なお、元のデータ形式は
「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」
を選択してください。
【3】
区切り文字を「タブ」と「カンマ」とします。
文字の引用符は「”」を指定してください。
【4】
「電話番号」や「番地」など「文字列が変換された列」のデータ形式を全て「文字列」に変換します。
【5】
ワークシートはどちらを選択しても問題ありません。
「OK」を押すと、文字列が変換されずにExcelにデータが貼り付けられます。
【6】
後はExcel上で自由に操作ができます。
なお、このデータを後からAD2にアップロードする場合、ExcelファイルをCSV形式で保存するのは
「データの整形が完全に終わってから」
にしてください。CSV形式で保存した後、そのCSVファイルを再びExcelで開くと文字列が
また変換されます。
データ内にセル内の改行があるデータがあると、改行部分でデータを切ってしまい正しい位置にデータが格納されない場合があります。そのようなデータを含むCSVファイルを確認する場合はさらに上記の手順の前に以下を行っていただく必要があります。
◎テキストエディタでの作業
(「秀丸」「Em Editor」など)
※Windows標準の「ワードパッド」「メモ帳」などでは以下の操作が行えません。ご注意ください。
【1】
CSVファイルを右クリックして「プログラムから開く」を選択してください。
CSVファイルを「秀丸」「Em Editor」のテキストエディタで開きます。
【2】
テキストエディタの「置換」メニューから、以下の設定を行います。
・検索する文字列:「\n」
・置換後の文字列:「」←何も入れない
以上の指定をし、全ての該当箇所を置換します。
置換を行うと、データ内の全ての改行が消え、1行になります。
【3】
この後に、さらに置換を行います。
・検索する文字列:「”(各行の末尾のデータ)”」
・置換後の文字列:「”(各行の末尾のデータ)”\n」
このように入力し、手順【2】と同じように全置換を行ってください。
【4】
ここまで終えたら、ファイルを「名前を付けて保存」で別ファイルとして保存します。
この後、当ページ上部の「◎Excelでの作業」を順に行ってください。
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